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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2/16号
2010/2/5更新
この春続々登場す幅広ソールの
異形アイアンはどんな人に合う?

 プロギアの『eggアイアン』が発表されたのは07年の秋。発売当時、「こんな形のアイアン、使う人がいるのだろうか?」という声が多かったが、大方の予想に反して売れ行きは好調。昨年秋には2代目、『eggアイアンII』が登場した。この動きに触発されたわけではないだろうか、他のメーカーも次々と異形アイアンを世に送り出してきている。


やさしく打てて飛べばいい! 左からeggII、HB3、シャトルi3000X

 例えば、2月発売予定のマルマンの『シャトルi3000Xアイアン(メガ・シャトル)』。『egg』のように中空構造ではないが、超深キャビティでソール幅も厚く、シルエットはまさにユーティリティ。

「実際、ユーティリティのように扱いやすく、ボールも上がりやすい。それでいて、グリーンではしっかり止まるというアイアンならではの機能も追求しました」(マルマン マーケティング部・桑木野洋二副部長)

 また、1本9,800円(実勢価格)という低価格が魅力の中空アイアン、クリーブランド『HB3』(2月発売予定)、同じく中空構造で内部にガスを充填したパワービルト『エアフォースワンアイアン』(4月発売予定)、なども同じカテゴリーのアイアンといっていい。

 基本的にはいずれのモデルもヘッドスピードが40m/s以下で、球が思うように上がらないという人をターゲットとしている。

「楽しくプレーをしたい月イチゴルファーにお勧めしたい」(桑木野副部長)というが、なぜ、ここにきて異形アイアンがもてはやされるようになったのか。

 クラブ設計家の竹林隆光氏はこう分析する。
「一番の理由は、ここ数年、ボールの低スピン化が進み、これまでのアイアンでは打ちにくいということにゴルファーが気づきはじめたからだと思います。低&深重心設計の異形アイアンなら楽にボールが上がる。また、シャフトが長めに設計されているモデルが多いので飛距離も出る。アマチュアゴルファーにとって、異形アイアンの飛びは大きな魅力では」

 アイアンにも飛距離を求めるのがアマチュアの性。異形アイアンが“異形”ではなくなる日も近いかもしれない。

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