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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2/16号
2010/2/5更新
何かとお騒がせな新溝クラブ。
アジアンツアーでも混乱が……

 米男子ツアーで、角溝のピンアイ2使用をめぐって混乱が起きていたが、アジアンツアーでも溝問題が混乱を巻き起こしている。


アジアンツアーQTは旧溝OKのルールで行われた

 アジアンツアーは、1月にQスクールを行い、2月4日からタイで開幕戦が開催されるが、なんと新ルールを適用させるのは、第2戦のアバンサマスターズからと発表したのだ。

 世界のプロツアーでは、2010年第1戦から新溝適合クラブの使用が義務付けられているが、アジアンツアーの開幕第1戦アジアンツアー国際は旧溝クラブ使用OKとなった。アジアンツアーではすでに先に行われたQTでも旧溝OKだった。なぜ開幕戦で新ルールが適用できなくなったかを聞くと、
「第1戦で、クラブのテストをすべく準備していたが、アジアンツアーのプレーヤーが確実に適合クラブを使用するには、まだ時間が必要と感じた」(チュア・チュー・チャン広報部長)との答えだった。

 早い話、メーカーの新ルール適合クラブの生産が、まだ十分ではなく、Qスクールから上がってきたプレーヤーなどには、新しいクラブが行き渡っていないというわけだ。

 アジアンツアーに詳しい市原弘大プロによれば、
「3月中旬くらいまでは、欧州ツアーなどとの共同開催の試合が続き、シードを持ったプレーヤーしか出てこない。Qスクール組が出てくるのはそれ以降で、それまでには、彼らにも新ルール対応のクラが行き渡るということでしょう」ということだ。

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