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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2/23号
2010/2/12更新
今田竜二、最終日失速の原因は
同伴者のスロープレーだった!?


リズムが噛み合わず、2勝目はおあずけ

 トーレパインズGCで行われた米男子ツアー、ファーマーズ・インシュランスオープン。今田竜二は初日から好調なプレーを続け2勝目目前かと思われたが、最終日75と崩れ9位タイに終わった。今田に何が起きたのか。

 敗因を本人はパットだと述べたが、どうもそれだけではなく、急激に失速した最大の理由は実は同伴競技者ベン・クレインの影響では、と思われる。

 クレインはツアーのなかでも超スロープレーで有名。05年ブーズアレン最終日。同伴者のローリー・サバティーニが終盤ついに我慢の限界にきて、17番では先に2打目を打ち、パットまで先に済ませ、クレインを置き去りにして最終ホールへ向かったくらいだ。

 06年バイロン・ネルソンクラシック最終日でも同組のオマー・ユレスティがペースを乱され無念の3位タイ。「選手は15秒ほどでアドレスに入るべきだ」とクレインを非難したほど。

 対する今田はプレーが早く、06年ヘリテージ最終日に1人でプレーしたときは18ホールを1時間52分で回った。今回もアドレスまでに長い時間かかるクレインを見守る今田の表情は呆れているように見えた。

 優勝を目指す大一番の場面で現われた思わぬ敵。いつものスローペースを貫いたクレインが優勝という皮肉。結果がすべてだけにどうしようもないが、もし今田が他の選手と同組だったら……。しかし、そんなプレーヤーに左右されない強い選手になることを望む。

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