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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 3/2号
2010/2/19更新
フェースを交換できるウェッジを
速攻試打してわかったこと


交換用フェースは別売り。新溝、旧溝がラインナップされている。

 新溝、旧溝のフェース交換式の『TP xFTウェッジ』(テーラーメイド)がいよいよ4月より国内発売される。このウェッジを早速入手し、週刊ゴルフダイジェスト誌試打企画でもお馴染み、白浜敏司プロとともに性能や使い勝手を検証してみた。

 一番気になるのは旧溝の角溝フェースと新ルール適合フェースの違いだろう。

「見た目にはまったくわかりません。打ってみると旧溝フェースのほうは微妙に接触時間が長いかなという程度で、アマチュアにはほとんどわからないレベルです。しかし、出る球ははっきりと違います。旧溝フェースは本当によく止まります。これに対し、適合フェースは飛び出しが速く、サンドウェッジのフルショットで5ヤードくらいよけいに飛びます」(白浜)と選んだフェースによってまったく性格の異なるウェッジになることがわかった。

 フェース交換には、同社の調節式ドライバーと同じ工具を使用するが、「15秒か20秒もあればできる」ため使い勝手もいい。さらに、フェースのがたつきや打感の軽さもなく、「顔もいいし、接合部の線が気になるくらいで、普通のウェッジとして違和感なく使える」


レンチで簡単に交換可。出球は明らかに違う。

 米国PGAツアーでももてはやされている『TP xFTウェッジ』だが、日本のプロも恩恵が受けられそうだ。「日本のグリーン周りはけっこう砂が入っているのでフェースの摩耗が早いため、同じヘッドのウェッジを長く使いたいプロにはメリットが大きい」

 また、アマチュアには別の楽しみ方もあるという。
「硬いグリーンなら旧溝、雨の日ややわらかいグリーンのコースでは新ルール適合といった具合に、コースに応じて上手く寄せられるフェースをチョイスしてもいい」

 このほか、ボールとの相性を比べてみるなど、ギア好きにとってはアイデア次第でかなり遊べるクラブといえそうだ。

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