今年の春は、高速道路の開通ラッシュ。首都高・中央環状線を筆頭に、あちらこちらで新しい高速道路が誕生している。これによってゴルファーはどういう恩恵を受けるだろうか。
大きな注目を集めているのが、3月28日開通の首都高中央環状線山手トンネル。中央高速とつながる西新宿JCTから、東名高速とつながる大橋JCTのわずか4.3キロだが、これにより東名から、中央道、関越道、東北道、常磐道が、都心を通らずに行き来できるようになる。
最も恩恵を受けるのは、3号線並びに東名沿線の人たち。これまでこの地域の人が埼玉や栃木、茨城のゴルフ場に行く場合、平日なら必ず午前7時頃から渋滞が始まる谷町JCTを通過しなければならなかったが、今度開通する山手トンネルのおかげで渋谷の手前から他の路線方面に抜けられるからだ。
また、帰りも、夕方には必ず渋滞する4号線の三宅坂JCTや5号線の竹橋JCT、6号線の箱崎JCTを通らずに東名に入ることができるので、大きな渋滞に巻き込まれることもなくなる。
行動範囲が広がるだけでなく、アクセス時間も大幅に短縮。首都高速道路によると、東名・用賀~東北道・川口は、現在渋滞のピーク時に58分かかっているそうだが、これが18分短縮されて40分になるという。
4月17日には東北道・岩舟JCTから北関東道の佐野田沼IC間の5.3キロが開通。これによってアクセスが良くなるのが佐野CC、ゴールド佐野CCなど、佐野田沼IC近辺のコース。これまで佐野ICから約30分かかっていたのが、15分以上も短縮されるという。
開通時にはいくつかのコースで開通記念キャンペーンを実施するとの話も聞こえている。
関西でも、第二京阪道の枚方東ICと近畿道・門真JCT間の16.9キロが3月20日に開通する。これによって便利になるのが、枚方国際GCと枚方CC。東大阪方面からの時間が、これまでの30分以上から15分前後に短縮されるという。
新しい道路が開通すれば、時間を有効に使え、その時間を練習にも使える。まずは情報チェックから始めたい。
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