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昨年HSBCに出場した片山晋呉。今年はどう対処するか
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日本ゴルフツアー機構は昨年末から発表が遅れ、大幅減かとも思われた今季ツアーの賞金総額とともに、上位選手には気になる規約変更が発表された。さらに、今秋、日韓対抗戦が6年ぶりに復活される予定であることも発表した。
WGC(世界ゴルフ選手権)の賞金が日本ツアーに加算されない理由とは
まず賞金だが、減額はダイヤモンドカップが3,000万円減の1億2,000万円になり、ツアー全体での賞金総額は33億8,000万円となった。
しかし、その一方で今季から世界ゴルフ選手権(WGC)全4戦の賞金が国内ツアーの賞金ランキングに加算されないことになった。理由はWGCの賞金総額が約8億円で国内ツアーとの格差が大きいうえに、予選落ちがなく不公平であるため。さらには日本ツアーと日程が重複するケースもあることから、ツアー機構と選手側の双方から変更の要望があったようだ。
昨年WGCのHSBC選手権に出場した丸山大輔は、「出場権が得られればWGCに出ます」と語る。賞金ランキングに関係なく、純粋に世界のトップと戦いたいからということで、この変更は問題視していないようだ。
昨年のHSBCは、国内のレクサス選手権と同週開催され、石川遼が前者に出場、話題になった。今年もWGCアクセンチュアマッチプレーに出場、2回戦突破で、最低でも約120万円以上は稼いでいる。本人には通知済みというが、この賞金は加算されないことになる。
ゴルフファンからすれば、賞金に加算されなくてもチャンスを得たらどんどん海外へ挑戦してほしいと思うのだが。
ヒュンダイがスポンサーで復活開催決まった男子日韓対抗戦
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(写真JGTO)
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日韓対抗戦は第1回大会が2004年に韓国で開催。第2回大会が予定されていたが、スポンサーが現れず中止となった。しかし、今回は韓国を代表するヒュンダイグループの金融系企業がスポンサーとなって開催される。
日程は国内ツアーのない9月第2週で、「会場は韓国の仁川(インチョン)のゴルフ場を予定しています」(小泉直JGTO会長)とのこと。
その他、詳細は未定だが、第1回大会は2日間競技で、各10選手によるシングルスで争われ、代表選手はともに両国のトッププロが顔をそろえた。
今回の日韓戦、日本、韓国のツアーの再編につなげるという意図があるようだ。
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