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米シニアツアー開幕2戦で優勝&2位と好調なカプルス
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米シニアツアー第2戦で今季から参戦となったフレッド・カプルスがアーマー3世との接戦を制して、シニア初優勝を飾った。レギュラーツアー15勝を挙げるカプルスがシニアに向けて何を変えたのか調べてみた。
勝利の要因を用具契約を結ぶブリヂストンスポーツに聞くとアイアンにあったようだ。もともと飛距離には自信があったカプルスなので、ドライバー(J33R)とボール(ツアーB330)は2009年と同じものを使用。
変わったのはアイアンだけで、昨年は「J36 フォージドキャビティバックアイアン」を使っていたが、新溝に適用した「J38 デュアルポケットキャビティアイアン」に変更することになった。
「J38は、J36よりも重心が深くなったので、やさしくボールが上げられるようになった」とブリヂストンスポーツ嶋崎平人広報室長。今シーズンから新溝ルールが適用され、ボールが止まりにくくなった。しかしこのアイアンはボールが高く上がることで止めやすくしたため「新しいものが合っていたということだと思う」(嶋崎氏)と功を奏したようだ。
開幕戦の三菱電機選手権もトム・ワトソンと1打差の2位に入った。しかもレギュラーツアーでも2003年以来勝利がなかっただけに「7年ぶりの美酒にひたれてとてもうれしい。もっと勝ちたい」と意欲を見せた。新兵器を手にしたカプルスがどこまで活躍するか楽しみだ。
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