週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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教えることで、自分のやっていることを再確認するという石川遼

　2月28日、昨年に引き続き「ハウス食品 石川遼ジュニア育成プロジェクト」が主催するジュニアレッスン会が、千葉市内のゴルフ場で行われ、今年も石川遼が小学生ゴルファーたちに熱心指導を行った。

　このイベントで憧れの“遼先生”から直接指導を受けたのは、千葉市内限定で募集した30人の小学生たち。「人に教えることで、疎かになりがちな基本的なことが自分自身で確認できる」とレッスンには積極的な石川遼だが、そのレッスンは、父・勝美氏ゆずりの理論派でもあり、プロアマトーナメントでは、熱心かつわかりやすいと好評を得ている。

　この日は、相手がジュニアということもあって、その熱心さは熱血と言っても過言ではないほど熱がこもっていた。

　お昼には、見学に訪れたゴルフ未経験の子どもたち50人も加わり、石川を囲んでカレーパーティーを楽しんだ。

　年間のバーディ１つ１万円、イーグル１つ２万円を積み立て、ジュニア育成団体に寄付する「石川遼ジュニア育成基金」の贈呈式も行われた。昨年の成績はバーディが356、イーグルが15。合計386万円で、前回の308万円より80万円のアップ。

「ゴルフで得たものはゴルフに返す」というこの試みが、一層ゴルファーの裾野を広げることを期待したい。