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重い棒を振って、肩の可動域を広げる石川
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3月8日に高校の卒業式を終え、晴れて社会人となった石川遼。さっそく4月のマスターズに向け再渡米するが、今年こそ結果を残すべく、いま取り組んでいるのが飛距離アップだという。その内容について聞いてみた。
先月参戦した米ツアー3連戦で、石川が痛感したのは、ドライバーの飛距離不足だった。
「アメリカで一緒にプレーした選手のほとんどが自分より飛んでいた。特に、ペブルビーチで一緒にラウンドしたリッキー・ファウラーのスウィングが参考になった。彼は僕と同じドローボールを持ち球にしているので、すごくイメージしやすかった」(石川)
ファウラーを参考にして石川が飛距離アップのために取り組んだのは、「肩(肩甲骨)の可動域をもっと大きくして、なおかつ、体の回転スピードをもっと速くすること」だったのだ。
今年の初めに「課題は体重移動」としていた石川だが、それはあくまでも体の回転を速くするため。そこに肩甲骨のさらなる柔軟性をプラスしようというもの。
3月18日から始まる、今季の石川にとって米ツアー4戦目となるトランジションズ選手権で、まずはどんな成果を見せてくれるか期待したい。
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