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日本の新ミゾウェッジはまだ少数派。上からMT28V5、MP-C11、マスターモデルLSの新ミゾウェッジ
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今年1月からフェースの“ミゾルール”が改正となり、ツアーでは新ミゾ使用が義務づけられた。ただし、プロとアマチュアの間で使用規定に関する時間差が設けられたことから、新ミゾウェッジの発売が間に合わないと、ゴルファーだけではなく、メーカーも巻き込んだ混乱が起きていた。
すでにこのコーナーでも何度か紹介したように、旧ミゾ(角ミゾ)ウェッジを昨年中に発売していれば、今年1年は製造・販売ができるため、昨年11~12月に各社がこぞって旧ミゾの駆け込み販売に走った。その一方で、新ミゾ(Vミゾ)はトーナメント開始時期にかけて発売すればいいとしたメーカーが多く、新ミゾはまだ出揃っていないのが現状だった。
こうしたなか、いち早く新ミゾを販売したのがクリーブランド。表には新ミゾの主力モデルを挙げたが、新旧の見分けは特にないので、モデル名でチェックすることが必要だ。
タイトリストのボーケイ・ツアーバンデザインは、新ミゾモデルもあるが、こちらは受注販売となる。新、旧ミゾの違いはネックに入ったC-C(コンディション・オブ・コンペティション)の刻印で見分ける。
日本ブランドではフォーティーンが3月19日から新ミゾを発売。独自の台形ミゾと高重心設計でスピンがかかりやすくなったモデルだ。
また、かつて一世を風靡したリンクスからも新ミゾ対応のマスターモデルLSが復活。これは日本発信モデルで、初代のステンレス製に対し今回は鍛造製。
今後しばらくは、市場には新旧のウェッジが入り混じった状況になるが、競技に出ない一般のアマチュアであれば、旧ミゾでも14年後の2024年まで使用可能。月例レベルのプレーヤーも同じだ。まだ買える旧ミゾを買い溜めしておくか、それとも、プロのように新ミゾにチェンジするか、あなたなら、どっちを選ぶ?
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