週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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飛距離はプロに引けを取らない、と父・勝美氏は言う

　今週開催の女子ツアー、Ｔポイントレディスに石川遼の妹・葉子ちゃん（松伏二中１年）が主催者推薦枠で出場する。調子はどうなのか聞いてみることした。

「予選通過は無理でしょう」と石川遼はコメントしていたが、飛距離だけを見れば、240ヤードとプロに混じっても十分なドライバーが持ち味の葉子ちゃん。

　父の勝美氏は、「一言で言えば欲がないゴルフです。歯を食い縛ってでもやろうという気持ちがないんですね」と言いつつも、「ティショットは（プロと比べても）遜色がないと思います」と、その才能の片鱗は認めているようだ。

　葉子ちゃんと弟の航くんは、かつての石川と同様に、学校から帰ると母の送り迎えで練習場に通い球を打つのが日課になっている。また、新たにチーム遼に加わった山形凌馬、大江香織の２人のプロとの特訓に参加し、英才教育でプロゴルファーを目指す日々のようだが、
「本人がプロになりたいというのなら別ですが、私はまったく考えていません。優しさとか、人の目を見て話せるとか、他にも才能がある子ですから、別の道もあると思います」と勝美氏は言う。

　３月６、７日に行われた石川遼カップは27位で終了。「将来はプロになりたいので、結果が良くても悪くても経験を生かしたい」と話していた葉子ちゃん。

「いままではなかったけど、やる気が見えてきた」と、石川遼も妹の姿勢の変化を評価していた。