日米のツアーで「ライフパター」という聞きなれないパターの活躍が目立ち始めた。ツアープロのプロトタイプを削っていたゲリン・ライフが10年ほど前に立ち上げたパターで、今年に入ってたて続けに使用プロが優勝するなど話題を集めている。
今年、イアン・ポールターがアルーバというモデルでアクセンチュアを制したことでPGAツアー選手の間に。そしてマッチプレーでTVに映る時間が長いことで一般ゴルファーにも注目されるようになった。
国内女子でも、開幕2戦を席巻したアン・ソンジュとパク・インビがともにネオマレット型のツーバーというモデルを使用していた。他にも片山晋呉も実戦使用している。
支持された一番の理由は、「打ってすぐに球に順回転が加わることでしょう」(国内販売元クリエイトプロダクトの尾上巌社長)。フェース面に凹状の溝ではなく、丸みを帯びた凸状のラインが走り、ロフトを1.5~2度立たせることで順回転が加わる設計という。
「かつて、ジャンボ尾崎が使ったWOSS(ウォズ)パターの金型を削ったこともある」(尾上社長)という。ライフ氏設計のパター。プロのみならずアベレージにもアプローチするだろうか。
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