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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/6号
2010/3/26更新

名古屋周辺のトーナメント
なんでギャラリーが多いの?

 男子ツアーの開幕にはまだ間があるが、それに先立って先日出版された日本ゴルフトーナメント振興協会(国内ツアーの主催者団体)発行の『2010イヤーブック』から興味深いデータを紹介しよう。


雨模様でもギャラリーであふれた2007年日本アマ。今年はどうか


 このイヤーブックには、過去5年間の最終日のギャラリー数とテレビ視聴率の推移のグラフが掲載されているが、男子ツアーのグラフを見てまず気がつくのが、石川遼登場後のギャラリー数の伸びだ。石川遼がプロ入りした2008年以降、ほとんどの大会でギャラリー数が増加している。

 なかでも興味深いデータが中部地区の大会の盛況ぶりだ(表参照)。名古屋市内から距離がある女子のミズノクラシック以外、どの大会もツアー平均を上回るギャラリー数を誇っている。

「東京、大阪と違って、市内の近くで開催されるので行きやすい。それで観戦慣れしたファンが大勢いるからでしょう」と語るのは市内の老舗ショップ・ゴルフニューオオシカの大鹿壽一社長。もともと市内近郊にゴルフ場が多く、ゴルファー人口が多いことも背景にあるとも。

 愛知県在住の昼川三津男プロは、中日クラウンズが日本最古のスポンサー競技で、歴史的に競技観戦が根付いていることに加え、
「中部地区の大会は、中部ゴルフ連盟が旗振り役となって、地区の各ゴルフ場にチケット販売の協力を呼びかけるといったバックアップの体制が整っているんです」と、もうひとつ賑わう理由を教えてくれた。

 もっとも先の大鹿氏によれば、「ひと言でいえば田舎なんです。田舎だから近くにゴルフ場があって、他に大きな娯楽がないから仲間を誘い合って観戦に行くんです」と笑う。

 そんな土地で今年、日本オープンが開催される(愛知CC)。日程は東海クラシックの2週間後。愛知といえば、石川遼がプロ競技で初優勝した2007年の日本アマ開催コース。アマ大会としては初日からTV中継されるなど注目を集めた。石川遼は惜しくも予選落ちしたが、今年はその雪辱戦ともなる。そんな話題も含めて、一体ギャラリーはどれくらい集まるのだろう。




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