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片山晋呉に勧められたロッディオで飛距離が10ヤード伸びた北田
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昨シーズンは、何度も上位に食い込みながらも、結果的に1勝も挙げられなかった北田瑠衣が、ツアー3戦目の「Tポイントレディス」で、2年ぶりの優勝を飾った。近年の若手の活躍に負けじと、オフにはハードなトレーニングを積んだという北田だが、もうひとつの勝因はシャフトにあった。
勝因につながったシャフトとは、彼女が師と仰ぐ片山晋呉からすすめられた『ロッディオ』のプロトタイプだ。
「晋呉プロが勧めるままに、新ゼクシオ(ロフト9.5度)のヘッドに、ロッディオを差してみたら、これがすっごくよくってビックリしています。芯に当たった時は、ドライバーの飛距離が10ヤード前後も伸びて、セカンドショットでの番手が、確実に変わりましたね。これだけ飛べば、本当に楽にゴルフができますよ」(北田)
この新しい武器を手に、今季2戦目、「PRGRレディス」の最終日では、67をマークして5位タイに入り、「今年は行けそう」という手応えを感じたという北田。ちなみにシャフトの長さは、現在、45インチと46インチの2種類を試しているそうだが、Tポイントレディスでは、46インチで臨んだという。
「優勝したTポイントレディスでもドライバーの飛距離は、昨年より平均5ヤードは伸びていたと思います。これも片山師匠のおかげです(笑)」
混戦が予想される今年の女子ツアー。もともとパットなど小技が上手い北田が、飛距離を武器にしたことで賞金女王候補の一角に割り込んできた。
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