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中指のテーピングは指に意識を向けるためでは、と横田プロ
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昨年4月、SRIスポーツから右手・指用のサポーター付き「ゼクシオ」グローブが発売されたが、これが引き金になってこの春新たに2モデルが追加された。右手に付けるサポーターの効果はどうなのか、週刊ゴルフダイジェスト誌レッスンでお馴染み・横田英治プロに試着して効果を聞いた。
意識が指にいくという感覚的効果が高い右指サポーター付きグローブ
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もともとこのサポーター付きグローブは合成皮革のゼクシオモデルで登場。通常の左手用グルーブに加え、同じ材質の右手の指用サポーターがセットされ、右手の薬指か中指につけることで、両手のグリップ力を安定させようというのが狙いだった。
それが、2009年のグローブの販売数量・金額とも市場でトップを記録する(矢野経済研究所調べ)などヒット商品となっている。今回、これに羊革と人口皮革タイプが加わった。
これを実際に試着した効果はどうか。横田英治プロは、
「まず力が強い男性ゴルファーの場合、右手の親指と人さし指が強く動いて力が入りすぎて失敗するケースが多いのですが、右手の、例えば薬指にサポーターをつけることによって、意識が薬指のほうにきて、力のバランスがよくなる効果が得られる。タイガー・ウッズは右手の中指にテーピングしていますが、これも、おそらく同じ効果を狙っているのでは?」
ではゼクシオがターゲットとするアベレージゴルファーにはどうか。
「右手の指に意識が働くという効果は同じで、これでしっかり握る感覚が生まれる。実際にもズレにくいし両手グローブをはめたような効果はあります。両手グローブはカッコ悪いけど、これなら見た目もいいので使える。でも、サポーター自体が筒状で、はめにくいというところは気になりましたね」
クラブをしっかり握りたいと考えているゴルファーは多いが、そのためには右手も、薬指、中指のグリップ力がポイント。そこに意識が向けられるサポーターはワザありというところか。この右指グローブ、今後、主流となっていくかも。
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