シーズンインに合わせてか、香りつきボールに、女性限定海外ゴルフツアー、フィットネスジムにシミュレーションゴルフを導入するなど、女性ゴルファーをターゲットにした様々な企画がヒートアップしてきた。
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月2回プレーする人なら3カ月は香りがもつという
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SRIスポーツでは香りつきボール「ゼクシオ・スーパーXD香りボール」を4月17日から発売する。ラベンダー、ペパーミント、グレープフルーツの3つの香りがある。プレー中に匂いをかぐと気持ちが落ち着くというが、脳科学研究の第一人者、大井静雄慈恵医科大学脳神経外科教授は
「今回の商品のことはよくわからないが、私も匂いと脳の関係を科学的に研究中です。ある特定の匂いは緊張をほぐし、イップスにも効く。私自身、『ゴルファー脳』に効果のある匂いのグッズを近々発売する予定です」という。
同社ではこのボールを女性専用とは謳っていないが、どちらかといえば女性は匂いに対する意識が高く、女性をターゲットにしていると見ていい。
小学館の雑誌CanCamとタイアップして18歳以上の女性限定ツアー「ハワイでゴルフデビュー」を発売したのがジャルパック。5月14日出発、3泊5日の日程でクラブ、ボールは現地に用意され、レッスンを行った後、3日目にラウンドデビューする。男性の目を気にしないでプレーができるので、ビギナーには受けるかも。
また、I・コンサルティングが展開するお試し価格サイト「トライフィールコレクション」(通称トラコレ)に参加しているのが、兵庫県の愛宕原GC、山の原GC、神戸パインウッズGC。同サイトにはお試し価格を受け入れるスポーツ施設などが紹介され、上記3ゴルフ場の場合、初回に限り通常料金の46~60%オフでプレーできる。1組4人のうち、2人以上の女性が参加することが条件で、これも女性を意識していることは明らかだ。
さらに、主に関西エリアを中心にしてフィットネスクラブを運営するグンゼスポーツは4月から打ちっぱなし打席を改造、シミュレーションゴルフをメニューに追加した。他社との差別化を図り、新規女性客開拓が狙いだという。
女性客が増えれば男性もついてくる。本格シーズンインに合わせて女性ゴルファーの取り込みを狙った企画はこれからも次々に登場しそうだ。
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