週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。
先週4月7日水曜日、毎日新聞の夕刊1面に「韓国女子プロゴルフ選手 カタカナで親近感」という記事が大見出しで掲載された。が、その内容は関係者が首を傾げるものだった。
記事では「(日本女子プロゴルフ)協会では今季開幕前、記録などを配信する通信社に一部選手名の表記変更を要望」と背景に触れ、それに呼応したかのように「今季から(中略)多くの韓国人選手の名前の表記が漢字からカタカナ(またはカタカナ交じり)に変更」と現状を紹介。
だが、同協会によれば、通信社に要請したのは「中国・韓国選手の一律漢字表記を協会の登録名に」ということ。もともと韓国人選手などの登録名には漢字、カタカナ、カタカナ交じり表記とさまざまだったが、それを受け、通信社側が今季から登録名で表記した結果、新聞紙上にカタカナ名が増えたというのが真相で、変わったのは新聞・通信社側。ゴルフブームとはいえ、この記事が夕刊とはいえ1面トップとは。