アメリカンフットボールのスーパースター、元49ersのワイドレシーバー、ジェリー・ライス(47)が米下部ツアーのネーションワイドツアー、フレッシュエキスプレスクラシックで念願のプロデビューを飾った。
ライスといえば米プロフットボール歴代最多の1,549捕球記録を持ち、殿堂入りも決まっている伝説のフットボーラーだ。
これまでは“セレブのゴルフ好き”としてエキジビションやテレビマッチに数多く出場してきたが「第二の人生はプロゴルファーとして歩みたい」と本人は真剣そのもの。
現役時代から早朝4時半に起きて4時間近くゴルフの練習をした後、49ersの練習をこなしてきたという。この話はかつて西鉄時代、球場の片隅でゴルフクラブ振りに余念がなかった若き日のジャンボ尾崎の姿を彷彿とさせる。その後、ジャンボはゴルフに転向し、大成功を収めたが、今大会ライスは下位で予選落ち。が、「お遊びでやっているわけじゃない」と今後チャンピオンズツアー入りを目指すつもりだ。
かつてバスケットを引退したマイケル・ジョーダンが野球に転向して話題になった。ミケルソンの野球好きも有名で「機会があればプロ野球で投げたい」と語ったことも。大観衆の絶叫のなか、数々のレシーブやタッチダウンを決めてきたライスが、今後コースの静寂の中で頭角を現すことができるか注目だ。
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