週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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子育てとゴルフの両立は難しい？
28歳だけどオチョア引退

写真は2002年に日本女子オープンに出場した際、ゴルフダイジェスト社に来社したときのもの

　世界ランク1位のロレーナ・オチョアが突如引退を表明した。正式な引退会見の前なので本人のコメントはまだ届いていない（4月20日時点）が、メキシコのマネージメント会社がかねてからあった引退の噂を肯定したのだ。

　2003年にプロデビューした当初から「器用じゃないから家族ができたらゴルフは辞めたい。子育てとゴルフを両立できるタイプじゃない」と早期引退を示唆していたオチョア。昨年12月にメキシコ航空のCEOアンドレス・コネサ氏と結婚した頃から、本格的な引退説は囁かれていた。

「気持ちがやさしすぎて勝てない」といわれた時代を経て、メジャー2勝、ツアー通算27勝を挙げたが、昨年は優勝争いの渦中に突如崩れるらしからぬプレーも目についた。

　モチベーションの低下、妊娠など理由は様々考えられるが、2年前惜しまれつつ現役を退いた元女王アニカは「私が辿ってきた道だから心境はよくわかる。（ゴルフに対する）気持ちがないのに厳しい戦いの場でトップレベルを維持するのは難しい。28歳での引退は少し早い気もするけれど、結婚を機に第２の人生を歩み出す決意をしたのでしょう」とブログでコメント。

　今後この“オチョアスタイル”は、女子プロのトレンドになるかもしれない。が、不況下でスポンサー探しに奔走する米女子ツアーにとってトップスター選手の突然の引退は大きな打撃となりそうだ。