シニアのチャンピオンズ・ツアーでプレーを始めて4年目のマーク・オメーラ。シニアでの優勝はまだ1回もないのだが、今回のアウトバックステーキハウスプロアマでもまた2位。なんと2位の回数9回。このままいくと永遠の花嫁の介添え人になりそうな気配なのだ。
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シニア初勝利まであと1歩。その1歩が遠い?
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オメーラにとって今回の2位は不運だった。豪雨で試合が2日間に短縮されたのだが、3日目、試合が中止される1番ホールを終えた時点で、B・ランガーがパーで、オメーラがバーディを獲り、トップタイで並んでいた。結果的には、この時点で試合は中止となり、2日目の成績でランガーが優勝となった。
オメーラは、これまで米シニアで57試合に参戦して、ベスト10には20回入っているが、2位が9回に対して、3位が1回、4位がなくて、5位が2回という回数。優勝にこだわりすぎてか、攻めのゴルフで自滅してしまうケースが少なからずあるようだ。
「1勝できれば、波に乗れるんだが……。今は自信を取り戻しはじめ、新たなスタートを切ったところ」というのは、昨年7月に再婚をしたときにオメーラ自身が語っていた言葉。実は、「人生で最もつらい時期」だった離婚問題でもめている時期に、スウィングもおかしくなっていた。
今年はF・カプルスがシニア入りして、すでに3勝。オメーラにとっては、ますます勝利の二文字が遠のき始めている。メジャー18勝のニクラスは、メジャー2位が19回。それを考えれば、オメーラにもまだまだ優勝のチャンスがあるはずだ。
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