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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 5/11・18号
2010/4/30更新

18歳未満のジュニアゴルファー
ラウンド無料のゴルフ場が増えてきた

 少子化が進むなか、底辺拡大はどんなスポーツでも大きな課題となっている。裾野を広げる意味もあって、ジュニアゴルファー無料化を打ち出すゴルフ場が増えてきた。

 石川遼の登場以来、ゴルフに関心を持つジュニア世代が増えてきたという現状がある反面、一部パブリックコースはジュニア割引のあるところもあるが、一般にはプレー代に子ども料金が設定されているところはまだ少ない。

 そんななかで始まったジュニアの料金無料化。年齢的には、18歳未満はゴルフ場利用税も無料、ということにリンクして、18歳未満としているところが多い。  鹿島CC(福島県)ではゴルファー保険と福島県ゴルフ連盟協力金の計150円のみでプレーできる。原則は担ぎだが、カートを利用する場合は別途2,100円かかる。

 丸山茂樹が経営に携わるファイブエイトGC(栃木県)でも保護者同伴の高校生までのジュニアゴルファーは一切無料。こちらはカート利用が原則で1,890円が必要になる。

 さらに、奈良CC(奈良県)は平日に限り、プレー料金が無料になるが、平日限定のため、当日、学校が休みであることが証明できるものを提出するのがルールだ。

 春休みや夏休みなど休みに合わせた期間限定の料金無料を打ち出しているところもある。

 同じグループのナリタGC、小御門CC(ともに千葉県)では7月下旬から9月上旬までの夏休み期間中、平日のジュニアのプレー代が同伴の大人1人につき1人、無料になる。

「今年で3、4年になる企画だが、石川遼くんの影響もあってか、ゴルフに関心を持つジュニアが増え、昨年は特に利用客が多かった。ホテルに宿泊し、1泊2日でナリタとウチで2ラウンドする熱心な親子もかなり目についた」(小御門CC担当者)

 ジュニアがゴルフを始めれば、ゴルフの裾野も広がる。こういう無料サービスをするゴルフ場がもっともっと増えればいいのだが。

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