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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 5/25号
2010/5/14更新

復帰2戦目のタイガー予選落ち
闘志むき出しプレーを封印

 今年2試合目となるクエイルホローチャンピオンシップに出場したタイガー・ウッズ。マスターズでミスショットした際に、闘志をむき出しにした言葉を発し物議をかもした影響か、今大会でのプレースタイルは、以前と明らかに変化が見られた。

 今まではミスショットの際、スラングを発したり、クラブを叩きつけていたタイガー。この試合ではそのような態度が減っていたようだ。これについてタイガーのコーチであるハンク・ヘイニー公認コーチで、メンタルトレーナーの松本進プロはこう分析する。

「タイガーは、自分を叱咤するために、汚いといわれても仕方のない言葉を発することで、怒りやストレスを放出させてきました。しかしマスターズで物議をかもしたため、一切封印してプレーしたのでしょう」

 その影響か、初日のスコアは2オーバーの88位タイ、2日目には79を叩き過去5回あった予選落ちのうちワースト記録となったタイガー。

 この点について松本プロは、「タイガーは誰か別の人間になろうとしながらプレーしていたはず。今までなら、ショットが乱れたら、必ず練習場に直行して調整していましたが、ラウンド後のインタビューで『明日はショットを立て直す』と言いながらも練習場に向かわずコースを後にした。

 これは明らかにミスの原因がスウィングでなく、『自分の心のなかにある』と確信しているからでしょう。家族との問題、スポンサーとの問題、多くの人を失望させた責任など、これらを解決させようと一生懸命新しいタイガー像を作ろうとしているのが見えます。『人生とは記録を達成するよりも困難を乗り越えるほうが遥かに大事』、とコメントしたように、現在直面している困難も必ず乗り越えるはずです」という。

 プレースタイルがどうであれ、タイガーチャージをゴルフファンは待っている。

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