日本ゴルフ協会(JGA)は5月7日から日本女子オープンと日本シニアオープンの地区予選参加のエントリーを受付けているが、日本オープンを含め、今年から3オープンともアマチュアの参加資格として、J-sys(ジェイシス)によるハンディキャップ(HC)取得を義務づけるようになった。
|
携帯からも登録できるけどちょっと手間?
|
オープン競技とは、プロアマを問わず、誰でも参加できるから「オープン」と呼ばれる。しかし、100を切れない一般アマと石川遼とが同じフィールドで競うのは無理がある。
そこで、地区予選を行い、ふるいに掛けるのだが、その参加にも条件があり、アマの場合、女子オープンはHC7.4以下、日本オープンとシニアオープンはHC6.4以下としている。そのHCの算出をJGAは今年からJシスというHC取得システムで行うことを前提としたのだ。
Jシスとは、関東ゴルフ連盟が運用していたJGAハンディ算出システムで、2008年1月からJGAに運用が移され、全国規模で利用できるようになったが、実態は関東と中部の加盟クラブだけが使うに留まっていた。それをより広範囲に利用してもらうためのきっかけとしてJGA主催の3オープンの参加の条件にJシスによるHC取得を義務化したのである。
このJシスHCは、JGA加盟コースの会員だけでなく、一般ゴルファーも取得は可能。方法はJGA個人会員に登録するなどして取得できる。
現在、Jシスを利用しているゴルファーは13万人。今回の利用義務化で、JシスHC取得者がどれぐらい増えるのか、見守りたい。
|