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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 5/25号
2010/5/14更新

米国で発売されたフェース交換できる
ドライバーの満足度は?

 2008年のルール改訂以来、様々な調節可能(アジャスタブル)ドライバーが次々と登場したが、今度はクラブフェースをフィッティングで選び、交換も可能なクラブが米国で開発、発売された。


ゴルファーのタイプでフェースをフィッティング

 フェースのパーツが交換可能という仕組みは、フェースにビス止めのインサートが装着されたパーシモンクラブに見られた。

 今回、フェースを同じくビス(6本)でボディに装着する構造を採用。そのフェース(3種類あり、ロフトは9、10・5、12度)をユーザーに合わせて選び、交換もできるようにしたのは、米国DnAゴルフ社の「DnAドライバー」。

 同社のハワード・リンゼイ社長は「ゴルファーのスウィングスピード、ボールの発射角、スピン量等を計測し、最適のスペックのフェースを選んで組み立てます」とシステムをアピール。そのうえで、「日本からもウェブサイトで購入できますが、現在日本の代理店を選定中です」と語る。

 このアイデアについてクラブ設計家の高橋治氏は「発想自体は以前からありましたが、これまで商品化されなかったのはそれなりのマイナス面があったから」として、ビス止めの受けがヘッドの前方に配置されるため重心深度が浅くなること。また、ビス止めなのでフェースとボディの間にパッキンが装着されるため、それが反発力に影響するのでは、といったことを指摘する。

 そうした点がクリアされていれば、フェースのフィッティング、交換というのは十分に魅力的といえそうだ。

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