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お茶目な最強シニアの復帰を皆が待っている
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杉原輝雄が、アーノルド・パーマーが持つ同一試合(マスターズ)連続出場50回の世界記録を51回と塗り替えて話題を集めた中日クラウンズ。一方、中嶋常幸は、1月に青森で遭遇した交通事故のケガのリハビリが間に合わず、まだ病状が思わしくないという。
中嶋常幸が中日クラウンズを欠場したのは、米ツアーを主戦場として戦った1988年以来22年ぶりのこと。シニア入りし、試合数を減らしてきたここ数年は、基本的に中日クラウンズを自身の開幕戦と位置づけてきた。
全治2カ月と診断された事故後も「昨年と同じく中日クラウンズから出場したい」と語っていたものの、思うようなトレーニングができないため体調管理も含め、想像以上にケガの回復に手間取ってしまったようだ。
1998年大会の2日目、中嶋は1番パー4でティショットがカップインするアルバトロスを達成し、その賞金の一部100万円を愛知県内の小規模授産施設「たんぽぽ作業所」に寄付。以後毎年同施設を大会の週に訪問している。
今年は大会欠場にもかかわらず施設を訪れた。その際に中日クラウンズの会場にも顔を出したのだが、中嶋のマネジャーによれば「会場に行って、早く試合に出たくなったようです。会場で新しいクラブなど見ると、早く打ってみたい、という様子でしたね」とのことだ。
ツアー復帰は、主治医の判断にもよるが、早くても今月下旬に行われるダイヤモンドカップからになりそうだ。
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