週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。
ジャンボ尾崎以前のプロゴルフ黎明期に“和製ビッグスリー”の1人として貢献。160センチ、60キロの小兵ながら負けず嫌い、鼻っ柱の強さは天下一品だった。
マスターズには1969年から5年連続で出場。大男を相手にイーグル(5年間で5回)をもぎとる姿に、パトロンは「リトルコーノ」と拍手喝采。初出場で13位はこれまでの外国人選手での新記録だった。
小柄でも飛ばしたいとループスウィングを創案。国内でも通算21勝をあげた。試合宿舎での麻雀も攻めの雀風で、やたらと勝負強かった。
2005年、日本プロゴルフ協会理事で、会長選挙の時、暴力団に拉致監禁されても動じなかった。これらのことも勝気、信じたら突っ走る性格ゆえだったろう。
70歳、若すぎる死。合掌