ここ1、2年の石川遼や宮里藍の活躍に触発されてのことのようだが、最近、ゴルフ練習場に若者や若い女性の姿が増えているという。練習場を賑わすいまどきの若者のゴルフぶりとは?
まず、紹介するのは中日クラウンズが行われた中部エリアの練習場、岐阜県土岐市のNOAGC。
中日クラウンズ最終日に石川遼が58のスーパースコアを出した影響か、この日の夕方6時台はこれまで練習場に来たことがないような若い人で打席が埋まったという。
「日曜日の、この時間帯は常連客ばかりだったので驚きました」とは所属の山本邦貴プロ。まさしく遼くん効果の現れだった。
この傾向は関東エリアでも同様。ロッテ葛西ゴルフ(東京・江戸川区)では、
「遼くん、藍ちゃんの活躍が起爆剤になっているのは確か。若者どおしインターネットで呼びかけて練習場へ集合。それが初対面で、グループになって練習する光景があります。お互い教えあったり、情報交換の場にもなっているようです」
と語るのは、同練習場の鈴木支配人。
埼玉県坂戸市のアーリーバードGCでは、
「この地域のノー残業デーが多い水曜や、週末金曜の夜、土日は若い人が本当に増えました。数人で来て、2打席とって打つ。1人200球くらい打つのが多い」(片山晃プロ)という。
ほかにも、愛知県瀬戸市のGC大樹・瀬戸では「夜9時半以降は1,000円で打ち放しにしており、グループでいらっしゃる若い人が貸しクラブを使って練習するんです。最近貸しクラブの消耗度が増しましたね」(浜支配人)という声も。
ここにきて、ジュニアゴルファーだけでなく若者も増えている様子が見てとれる。練習場は20代前半の若いゴルファーにとって手軽な感覚で楽しむ場となっているようだ。
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