今年のゴールデンウィーク(GW)は、高速道路各社がまとめた4月28日~5月5日の交通状況によると10キロ以上の渋滞が402回、30キロ以上は58回だった。土日祝上限1,000円実施前の平成20年のGWには10キロ以上が190回、30キロ以上が28回だったことを見ると、やはり料金割引の影響が大きかった。そんななか、激安で知られる北関東のゴルフ場の混雑度はどうだったのか?
渋滞を予測してキャンセル激増かと思いきや北関東のゴルフ場はどこもいっぱい。アローエースGC(栃木県)では4月29日~5月7日はほぼ満員の盛況。5月1、2日に11時の最終スタートに遅れた客が何組か出た程度。同じ栃木県の大日向CCでも2日に遅れた客が数組いたが、2サムが多かったので、スムーズに推移した。
矢板CC(栃木県)では1、2日は満員。那須伊王野CC(栃木県)では5月1~4日がほぼ満杯。混乱を覚悟していたが、意外にも何事もなかったという。どこのゴルフ場でも早めに家を出るなど、お客の自衛手段が徹底していたといえそうだ。
毎年、この時期には那須に移り住んでゴルフ中心の生活をおくる週刊ゴルフダイジェスト誌連載でもお馴染み・大槻義彦氏は、
「今年はGWの1週間前からすごく混んでおり、予約がとれない状況だった。このエリアは安いゴルフ場が多いが、GWは安くないにもかかわらず混んでいた。景気が悪いとはいえ、ゴルフをする人は関係ないよう。ゴルフは高級な遊びという壁が低くなったのでは」
それでも空いている日もあった。前出のアローエースではGW最終日の8、9の土日は連休前半のほぼ半分の入り。近隣のゴルフ場では平日料金にしたところもあるが、そうまでしても入らなかったという。
遊び疲れたのか、お金が続かなかったのか。気の早い話だが、来年のGWは連休終盤が狙い目かも。
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