“手ぶらでゴルフ”が新しい。といってもゴルフバッグを宅配便で送るわけではなく、レンタルクラブやシューズでプレーする、ものぐさな若者が増えているというのだが……。
今年3月、茨城県のホワイトバーチGCにネットで1件の予約が入った。
「3組全員レンタルクラブでプレーしたい」
コースでは人数分の貸しクラブの用意がなく、お断りしたそうだが、こういうレンタルクラブ利用のプレーが増えているのは確か。
こうしたニーズを見越して、中古クラブ大手のゴルフパートナーでは、インターネットで申し込めばプレー日までにゴルフ場へクラブセットやシューズが届くレンタルクラブサービスを2008年7月から実施している。サービス開始のきっかけは、
「これからゴルフを始める人たちにクラブを揃える、買うなどの足かせを取り払うことを考えて始めた」(ゴルフパートナーマーケティング部広報課・白石雅男氏)
レンタル料金はベーシッククラブがマルマン・ルセロで7,000円、シューズがボール1ダース付き2,980円と両方を借りれば約1万円の出費となり決して安くはないが、購入するよりは安上がりなので、利用者はそこそこあるという。
また、ゴルフ場の貸しクラブも利用頻度が増えている。到着順で気軽に回れるコースとして人気の新東京都民ゴルフ場でも、「レンタルのウェブサイトを作ったところ若者の来場者が2割くらい増え、4セット置いてある貸しクラブが足りなくなることもあります」
ゴルフ場へ手ブラで行くこのちょっと信じられない動き、果たしてポピュラーになるのだろうか。
|