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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 6/8号
2010/5/28更新

アダム・スコット、2年ぶり優勝の陰に
ストックトンとノーマンあり

 2年前には世界ランク3位につけていたアダム・スコット。その後、ケガなどで低迷し、昨年は賞金ランク108位とすっかり影が薄くなっていたが、先のテキサスオープンで2年ぶりに勝って復活をアピール。その陰に彼を支えた2人のビッグネームの存在があった。


“ホワイトタイガー”の異名を持つほど潜在能力は高い

 1人目の“恩人”は開催コースのTPCサンアントニオの設計を手がけたグレッグ・ノーマン。彼は昨年のプレジデンツカップで当時絶不調だったスコットをキャプテン推薦で選び物議をかもした。

 そのノーマンが設計したコースに足を踏み入れた途端、スコットは「今週は豪州勢が活躍する」と確信したのだとか。
「バンカーの配置もグリーンの形状も、オーストラリアのゴルフ場にそっくり。すごく目に馴染んだ」(スコット)
小さな頃から憧れてきたノーマン設計のコースが彼に忘れていた勝利へのインスピレーションを呼び覚ましたというわけ。

 そして2人目がフィル・ミケルソンらトッププロにショートゲームを教えながら自らもチャンピンズツアーで活躍するデーブ・ストックトンだ。

 クエイルホロー選手権の試合会場でスコットと対面した彼は、「(パットの)キミの悩みは15分で解決できる」と豪語したのだとか。

 最初は半信半疑だったが、教えを乞うとそれまで1ラウンド平均30.47パットだったのが、テキサスオープンでは27.3まで激減。「パットが入るとゴルフが楽しい!」と本人がはしゃぐほど、面白いようにパットが決まった。

 今後スコットは2人に足を向けて眠れないかも!?

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