優勝すればマスターズに出られるというアジアアマチュア選手権。今年は10月7日から10日に霞ケ関カンツリー倶楽部で開かれるが、5月19日、韓国のサムスン電子がこの大会のスポンサーになることが大々的に発表された。その一方で、報道はされなかったが、日本航空(JAL)もスポンサーになることが決まっていた。
「IBM、KFC、ロレックス、チューリッヒに続いて、JALは5番目のスポンサーで、6番目がサムスン。JALがスポンサーになったのは間違いありません」(記者発表を仕切ったフレンド企画・渡辺氏)
ということで、何やらひっそりとスポンサーになっていたのだ。内容は「大会関係者などの移動をサポート」(JAL広報)するということで、航空チケットなどを手配するということなのだろうが、会社更生法が適用されているJALだけに、なぜといった疑問が残る。
「この件は(日本サイドの窓口となる)JGA(日本ゴルフ協会)とはまったく関係はないのですが、昨年中国で開催された第1回大会にも協力してもらっている。その関係でスポンサーになったのだろう」と言うのはJGAの川田太三専務理事。
昨年日本選手を中国に送る際にJALが便宜を計ったのだろうが、今年は日本での開催とあって海外から数多くの選手、関係者を招待する形となり、それをサポートするためスポンサーになったということだろう。
世界的に注目の大会だけにスポンサーとしてアピールはしたいが、反面表には出たくないお家の事情があったということか。
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