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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 6/22号
2010/6/11更新

スピン量が増える?
手元がくびれたシャフトの効果

 ダイナミックゴールドでおなじみのトゥルーテンパーが、スピン量の減少を抑え、打ち出し角を低く抑える新設計のウェッジ専用スチールシャフトを今秋、発売すると発表した。


シャフトのくびれで、ヘッドの入射角が鋭くなりスピンがかかるという
 

『ダイナミックゴールド(以下DG)スピナー』と名付けられたこのシャフト。その形状は独特で、グリップから1インチぐらいのところで急激に細くなり、その先約3インチのところで急激に太くなり、その後はなだからに細くなる。

 つまり、中央部がややくびれた感じで、「この形状と、内部構造(シャフト内部に吸収体を挿入)によって、通常のDGよりもヘッドの入射角が鋭くなり、その分、スピン量が増えると」(トゥルーテンパースポーツインクジャパン セールスマネジャー・伊能新吾氏)と説明する。

 同社が行ったテストでは、溝規制で「スピン量が落ちた」といわれるラフで、これまでのDGと比べると打ち出し角は平均1.5度低くなり、スピン量が最大1,000回転増加。

「旧溝のスピンは戻りませんが、溝規制で4割減になったスピン量が2割減までに回復。打ち出し角も低くなったので、距離感が合わせやすいという声も聞こえてきます」(伊能氏)

 すでに米ツアーでは、プレーヤーズ選手権で優勝したティム・クラークが使用。このシャフト、最初はメーカーのクラブに装着されて発売されるが、11月頃にはシャフト単体でも発売される。そうなれば、旧溝ウェッジのヘッドに装着も可能になる。これでスピンがどういう変化を見せるか、こちらも気になるところだ。

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