先日の日本ゴルフツアー選手権では、競技が途中雷雲の接近で中断となった。これからの季節、ゴルフ場では雷に対する注意が必要だ。幸い最近は、精度が高く、パーソナルに利用できる情報サービスが充実してきた。
「昔は俺たちが外に出て空を見上げては、『そろそろ危ないかなぁ』という具合に、経験と勘で判断してたよ」と、茨城県や栃木県のゴルフ場で研修生時代をすごした青山薫プロはかつてを振り返る。
だが、今では、例えば民間気象情報会社ウェザーニューズのウェブサイトの「雷雲レーダー」で、きめ細かな雷の予報を得ることができる。さらに同社の携帯電話サービス「ウェザーニュース」(月額315円)に登録すれば、その日、雷が発生する可能性があるときの「雷お知らせメール」や、近く(50キロ圏内)に落雷があった場合の「落雷アラーム」のサービスを利用できる。
NHKグローバルメディアサービスでも、携帯電話サービス「NHKニュース&スポーツ」(月額315円)で、従来からの、雨の降り始めのおよそ30分前にメールで通知するサービスに加え、5月末から「カミナリ予測メール」、「竜巻予測メール」を始めた。
実は同社、先のツアー選手権の会場でこのサービスのプロモーションを行っていた。そこに雷雲が接近。宣伝どおり約30分前に通知メールが届き、便利さを実証したそうだ。
携帯へのサービスなら、ゴルファーにとっては使い勝手がいい。キャディさんにも持ってもらいたい。
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