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美人プロで人気が高いクリスティ・カー
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先々週の米女子ツアー戦のステートファームクラシック。制したのは、クリスティ・カーだった。カーは2007年全米女子オープンにも優勝した32歳の美人プロ。その優勝でアメリカ中が沸いている。
カーの優勝は、彼女ひとりの優勝ではなかった?
実は、アメリカ人選手にとっても今季8試合目(賞金ランキング対象試合)にして初のツアー優勝だった。ここまで遅れたのは2003年以来7年ぶりのこと(下表参照)。
さらに昨年からを振り返ると、昨年5月のミケロブウルトラオープンで同じくカーが優勝して以来、本土では約1年ぶり、10月にミシェル・ウィがメキシコでの大会に勝った以外はすべて外国勢という、アメリカ人にとっては口惜しい展開が続いていた。
米女子ツアーの人気低迷、試合数の減少の背景には、地元アメリカ勢が振るわないことも一因といわれる。こうした不振について、カーは優勝インタビューで、
「LPGAツアーは今もアメリカがベース。だから、私たちアメリカ選手がこのツアーの強さを示さなければならないと思っている。ただ、今はアメリカ選手の交代期で、それが難しくなっている」
と答えている。これを機会にポーラ・クリーマーやモーガン・プレッセル、が奮起すれば、女子ツアーはもっと面白くなるのだが。
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