昨年4月、フェアウェイに空いた穴に女性ゴルファーが転落、死亡する事故が起きた北海道安平町のル・ペタウゴルフが7月10日(土)から全27ホールのうち9ホール(ウッドランドコース)での営業を再開した。
事故自体は週刊ゴルフダイジェスト誌既報のとおり、被害者の方ととゴルフ場の間で示談が成立しているが、ゴルフ場の営業は停止したままであった。
当初は事故のあったカスケードコース(9ホール)を含め18ホールでの営業を予定していたが、事故後はクローズしていたためコースの状態が悪化。営業を見送ることも検討したものの、会員からの要望もあり、9ホールのみの再開となったという。
料金は乗用カート使用で9ホールを2ラウンドし、ビジター平日3,500円、土日祝5,500円。メンバー平日3,000円、土日祝3,500円。ただし、浴室、レストランの営業は行っていない。「営業再開の告知をまだそれほどしていないので、メンバーのお客様が何組かご利用された程度」(吉田紘子支配人)
残りのホールは今後の復旧状況を見ながら、順次、再開していきたいという。
同ゴルフ場は事故当時と現在とで所有者が変更になっている。利用する側にとっては痛ましい事故の起きたゴルフ場だけに、安全性がきちんと確保されているのかどうかが気になるところだが、その点を確認してみると、現所有者の太陽グループでは、
「事故に関しては前所有者の問題なのでわからないが、警察から営業を再開しても構わないとの許可をもらっている」(前出・吉田支配人)という返答。
フェアウェイに突然開いた穴に落ちたことで起きた自然の“脅威”ともいえる事故だけに、今後も起きないという保障はない。それだけに、新しい経営者側としても、しっかり情報を受け継ぎ、二度とこのような事故が起こらないようにして欲しいものだ。
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