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日本人初の快挙。また強い10代が現れた(写真・日本ゴルフ協会)
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7月12~14日に開催された、R&A主催の『ジュニアオープン選手権』で、瀬戸内高校1年の小西健太くん(16)が日本人として初めての優勝した。小西くんは昨年の日本ジュニアでも優勝。目下、国内最強のジュニアだ。
大会は全英オープンの関連イベントとして1994年から開催。今年はセントアンドリュース近郊のルンディンGC(パー71)で開催された。
世界60カ国から集まった16歳以下の男女が出場する試合で、小西くんはHC3以下の部で、2位に4打差をつけて優勝した。
本格的にゴルフを始めたのは小学5年生。中学時代は石川遼同様「基礎体力をつけるために」陸上部で短距離を経験。プレースタイルは「クラブは不得意がなく、プレーも安定して波がないタイプ」と自己分析する。
広島県の瀬戸内高校ゴルフ部・杵築文隆監督は、
「小西はすべてそつなくこなす。そこが良いところでもあるが、もっと荒削りなゴルフをしてもらいたい」
という。この点、小西くんは、
「11番で2打差まで詰められた後、気持ちを切り替えて攻め、ロングパットを2本入れてイーグル、バーディで突き放すことができました」
と監督からの課題克服も着々。
試合後には石川遼出場の全英オープンを観戦し、「練習ラウンドと試合の切り替えが凄い。いずれは同じ舞台に立ち、勝てるようになりたい」とも。
将来の夢は「22歳でマスターズに優勝すること」
また1人、期待が持てる10代が現れた。
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