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週刊ゴルフダイジェスト 8/17・24合併号
2010/8/9更新

日本からも行きやすくなるか?
日中韓のゴルフ場提携進む

 日本と、中国や韓国など近隣のゴルフ場との間でメンバー同士の相互利用を可能にする"フレンドシップ"を締結するゴルフ場が増えている。

 かずさCC(千葉県市原市)は7月6日に中国・大連市の大連ウエストパークCCとフレンドシップを締結した。かずさのメンバーは500元(約6,500円)で、さらに同CCの友の会員やメンバーの同伴者は若干高い料金でプレーができる。

 大橋正俊支配人は今回の目的を、
「1つは会員サービス。さらには市原市が今後、大連市との友好関係を築く橋頭堡になれば」
と語った。市原市も佐久間隆義市長が大連側に親書を渡すなど積極的で、
「今後は市内のゴルフ場とも話し合いながらこの輪を大きくし、将来的にはジュニアゴルファーの交流なども考えたい」(佐久間市長)という。

 熊本県などに3コースを有するグリーンランドリゾートは、平成19年に韓国のウルサンCCと相互利用契約を締結しているが、今年6月に中国の青島市近辺に3つのゴルフ場を有する中国南山ゴルフグループとも会員の相互利用契約を結んだ。

 7月26~29日には、茨城空港に近い茨城県北部のゴルフ場が中心となり「日韓ゴルフ親善交流イベント」が開催された。実行委員長の松原一彦新西山荘GC総支配人は、
「まず韓国から平日対策として誘客。ゆくゆくは中国の航空会社では往復の旅費が4,000円という話もあり、中国のゴルフ場などともフレンドシップ提携も探りたい」とする。 

 7月から中国人の個人観光ビザの発給条件が、年収6万元(約78万円)程度(従来は25万元以上)に引き下げられ、今後は中国人ゴルファーの来日も増えると思われる。これを見込んでのフレンドシップ提携。中・韓国から集客するだけでなく、日本からも行きやすくなる態勢が整えばいいと思うのだが。

 
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