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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 8/31号
2010/8/23更新

ツアー選手が飛びついた
タイトリストの新ドライバーは調整機能付き

 テーラーメイドの「FCT」やナイキの「STR8-FIT」など、フェースアングルの調整機能を持つドライバーが各社から発売されるなか、アスリート志向のイメージが強いタイトリストが、同様のコンセプトのドライバーを開発、話題を集めている。

 まだプロトタイプで写真もない状況だが、製品名は「910」で、ネック部の調整機能でフェースアングルやライ角の調整ができるもの。

 フェース角度の調節は、標準フェース角が0.5度オープンに設定されており、そこからオープン、クローズに最大1度づつ変更できる。つまり最大で1.5度のオープンフェースから0.5度のクローズフェースの範囲で調節が可能。

 アメリカでの一般販売は11月後半の予定だが、すでに全英オープンでデービス・ラブIIIや、アダム・スコットなど16人もの同社契約選手が使用した。日本での展開だが、「現在はPGAツアーが先行している状況で、日本や欧州など他のツアーでは何も決まっていません」(アクシネットジャパン池田氏)という。

 米ツアーのクラブに詳しい松本秀樹氏に「910」の評判を聞いてみると、
「新モデルへ移行する場合、受け入れない人もいますが、今回の『910』の場合、ほとんどの選手が違和感なく交換したと聞いています。理由は調整可能の新ホーゼルの採用。さらに、ブラックヘッド(フェース面も黒くペイント)の採用によりアドレスがしやすいことなども、交換を後押しする要因になったらしい」という。

 アスリート志向のタイトリストが調整可能なネック(ホーゼル)への参入ということで注目されるが、
「オープンに設定されたフェースアングルを見ても、上級者好みのヘッドであるタイトリストのコンセプトは変わっていない」(松本氏)
と、調節タイプのドライバーのなかでも独自性を出している。

 
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