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人気の木津川GCのカチ割氷サービス
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日本列島が猛暑に悲鳴を上げている。ゴルファーも熱中症には重々注意したいが、ゴルフ場も猛暑対策にあの手この手のサービスを実施している。
この時期、気温は30度でも直射日光でフェアウェイやグリーン上は40度近くなることもあるという。そんなゴルフ場の猛暑対策で多いのが、フェアウェイへの乗用カート乗り入れをOKにしたこと。アクアラインCC(千葉県)、ノーザンCC錦ヶ原(埼玉県)、阿見GC(茨城県)、軽井沢72G南C(長野県)、徳山CC(山口県)、琴平CC(香川県)、ワールドCC(熊本県)など多くのコースで実施している。
ゴルフ場のサービスに詳しい運営コンサルタントの菊地英樹氏は、
「フェアウェイのカート乗り入れOKは夏場の必須サービス。ゴルファーの疲労度にも大きく影響するので、お客さんにとってはありがたい対策」
という。「乗用カーフェアウェイ乗り入れ可と、カート道専用とではこの時期の集客にも響きます」というゴルフ場も。
暑さ日本一で知られる熊谷市(埼玉県)にある太平洋C&A江南コースでは、フェアウェイへのカート乗り入れの実施に加え、カチ割氷、UVカット軽量日傘、冷たいおしぼり・麦茶のサービス、ミストラルシャワーパラソルの設置などを実施。暑さ対策に積極的な姿勢を見せている。
さらに、発汗で失った塩分を補給してもらおうと売店でキューブ状の塩をサービス(千代田CC・茨城県)、日焼け止めの無料配布(大厚木CC桜C・神奈川県)、プレー後の併設ホテルのプール無料券サービス(伊豆下田CC・静岡県)、カチ割氷をストロー付きでサービス(木津川GC・奈良県)など各コースそれぞれがこの時期ならではの猛暑対策に工夫を凝らしている。
今年の猛暑はこれからもまだまだ続き、残暑が厳しいとの予報も出ている。ゴルフ場の暑さ対策のサービスは嬉しいが、熱中症予防の第一は自己管理。楽しいゴルフが悲劇にならないように一人一人が気をつけたいものだ。
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