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週刊ゴルフダイジェスト 9/7号
2010/8/30更新

複数コースのメンバーになれる
「共通会員制」が人気


高級感あるクラブハウスも人気の秘密。平成倶楽部

 ある会員権業者の今年度上期の注文ランキングのトップ3のなかに、「山田クラブ21」という聞き慣れないゴルフ場がランキングされている。人気の秘密は「共通会員制」にあった。

 山田クラブ21は、1つの会員権で、山田、南茂原、万木城(以上千葉)、レイク相模(山梨)、日立高嶺(茨城)、平成倶楽部(埼玉)の6コースの正会員になれる。

 会員権業者として老舗の桜ゴルフの佐川八重子社長は「弊社の注文ランクトップ3はいずれも150万円未満のコースで、そのなかに山田クラブ21が入っています。山田クラブは株主会員制で、会員権相場25万円(中間値)、名変料52万5,000円という低価格で複数の、しかもそこそこのコースの正会員になれるのが人気の理由です」という。

 共通会員権のコース選びではアクセスが重要なポイントになる。山田クラブは、「千葉の3コースはアクアラインにより有効利用可能。しかも山梨は比肩するコースが少ないなど東京南部や横浜周辺の方にはメリットが。ただし、東京西部や埼玉周辺の方には利用コースが限られる」(桜ゴルフ・追崎昌宏氏)という。自分が住んでいるエリアにいくつかコースがあるゴルファーには価値は高いということ。さらに6つのコース会員でありながら年会費は3万1,500円。




 ではでデメリットはないのだろうか。
「共通会員権はメンバーの方の帰属意識が希薄なところがあります」(桜ゴルフ・追崎昌弘氏)
またこういう意見も。
「今、年会費が安くても、複数コースがあるに将来年会費が高くならないか」(ゴルフダイジェスト社会員権サービス部・田嶋一弘課長)

 共通会員権では真っ先にあげられるのは太平洋クラブ。ただ、太平洋クラブは会員権が安いほうの太平洋クラブ&アソシエイツでも約200万円。そういう意味では山田クラブは買い得感はある。その辺が人気のゆえんだろう。

 
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