8月20~22日に行われたファンケルクラシックがシニアツアーの来場者数記録を再び塗り替え、同一週の男女レギュラーツアーの合計数をも上回った。
2001年にわずか2,219人(3日間)のギャラリーを集めて始まった同大会。来場者数が急激な右肩上がりに転じたのは06、07年あたりからで、 09年にはシニアツアー最多記録を更新(1万9,174人)、今年は2万2,135人と初の2万人超えを達成した。
日本ゴルフトーナメント振興協会の集計によると、2009年の男子レギュラーツアーの平均入場者数は2万5,159人(4日間)。単純計算だが3日間に換算すると1万8,869人となり、これをも上回る数字だ。
2006~2007年といえば中嶋常幸、尾崎健夫、倉本昌弘らのシニアツアーでの活躍が目立ち始めた時期。大会主催者のファンケルが、家族揃って来てもらえるようにとギャラリーサービスに力を入れ始めたのもこの頃で、今回も女性への美容カウンセリング、自社商品のボリュームたっぷりのお土産5点セットなど、他では見られないイベントやサービスを次々に展開してきた。
「夏休みということもあり、家族全員で、特に地元の方に来ていただきたいと考えてきました」(同社広報・岩本浩昭さん)
トーナメント開催は同社にとって全社を挙げての大イベント。今年は3日間で延べ400人の社員を動員。プロを呼んでの記者会見を開くなど、広報活動も早め早めの対応をとっているという。成功の陰にはやはり地道な努力が必要ということか。
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