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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/21号
2010/9/13更新

好調選手がなぜ選ばれない
ライダーカップキャプテンの独断と偏見

 2年に1度のビッグイベント、ライダーカップ。本番(ウェールズ・セルティックマナーR・10月1日~3日)まで1カ月を切った今、欧州チーム主将、コリン・モンゴメリーが指名したワイルドカード(キャプテン推薦)の人選が物議をかもしている。

 欧米では「優勝よりライダーカップ」と言われるほどプロにとっては憧れの舞台。欧州ではポイントランクによって9名を選出。残り3名をモンゴメリーが“独断と偏見”で選ぶのだが、選ばれたのが今季欧州ツアー2勝のエドアルド・モリナリ(伊・兄弟で出場)、パドレイグ・ハリントン(アイルランド)、ルーク・ドナルド(英)の面々。一見順当のようにも思えるが、実は彼らよりも有力な候補が存在したのである。

 それが世界ランク8位のポール・ケーシーと今季米ツアーで2勝を挙げ賞金ランク5位につけるジャスティン・ローズ(ともに英)。今季ケーシーは全英オープンで優勝争いを演じ(3位タイ)、米ツアーの賞金ランク20位。同ランク23位でここ4年優勝のない(欧州ツアーでは今季1勝)ドナルドや、同50位で2008年の全米プロ以来勝星から遠ざかっているハリントンより直近の戦績は明らかに上。

 この選定に首を傾げるのは選ばれた側も同じ。
「世界8位のケーシーが選ばれないなんて信じられない。彼に申し訳ない」とドナルドが言えば、選出されたとの知らせを受けたとき(妻がメールを受けた)、奇しくも試合でケーシーと同組でプレー中だったハリントンは、「ショックだった。気まずすぎた」とスコアを崩す始末。

「有力候補が多いのはいかに欧州のレベルが高いかの証」
と主将は胸を張るが、当落の理由は「話すつもりはない」と口を閉ざす。ドナルドやハリントンには選ばれなかった2人の分まで頑張ってもらいたいものだが果たして――?!

 
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