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8月末に開かれたフランス障害者選手権では秋山卓哉選手(右から2人目)が準優勝(撮影・佐藤成定)
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ゴルフは2016年のリオデジャネイロ大会から五輪種目に復帰する。ところで、五輪終了後、同地でパラリンピック大会が開催されることは知られているが、その実施種目に新しくゴルフが採用されようとしている。12月に決定する同大会種目入りについて関係者に話を聞いた。
障害者ゴルフはとりわけヨーロッパで盛んで、先月末にはフランスで国際大会が開催され、日本からも代表5人が出場、秋山卓哉選手が2位に入賞している。
パラリンピックの種目入りも欧州の障害者ゴルフ協会が中心となって進められ、この7月に正式申請が行われた。
「問題は参加国数と、各国競技団体の競技規定の統一化でしたが、前者は日本も含め25カ国にのぼり、後者も来年スウェーデンでの国際大会の際に協議することで了解が得られると思います。種目入りすることは間違いないと思います」(日本障害者ゴルフ協会・佐藤成定代表理事)
そうなることで、他のパラリンピック種目同様、障害者ゴルフにも国や地方自治体から補助が得られる。と同時に、
「うちの協会だけで競技人口は約800人。全体で1,600人程度と思いますが、潜在的にはその5倍の1万人はいるでしょう。その方々がゴルフ競技を始められる契機になることを期待しています」(佐藤代表理事)
競技人口が増えれば、様々な面で厳しい協会運営をサポートする新たなスポンサーの期待もできる。さらには、コースなどゴルフ関係者の理解も深まる。そのきっかけにしたいところだ。
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