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スポーツドリンクにアミノ酸と塩を調合して夏の遼スペシャルドリンクが完成
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記録的な猛暑が続き、連日のように熱中症に関するニュースが報じられた今年の夏。誰もがもゴルフや外出の際には水分補給をこまめに行うなど、暑さ対策に怠りなかったことと推察するが、石川遼は「夏専用スペシャルドリンク」を用意して、夏のトーナメントを乗り切っていた。
8月に石川が参戦した米ツアー・ブリヂストン招待(オハイオ州)は、例年、気温が高く熱いと知られる大会。全米プロ選手権と連戦が続くため、疲労軽減を狙い、渡米前に石川遼が仲田健トレーナーの発案で用意したのは、汗で失われる電解質を補うための「夏専用スペシャルドリンク」だった。
もともと石川は、ラウンド中には、スポーツドリンクにアミノ酸を加えたスペシャルドリンクを水代わりに飲んでいた。しかし暑さ対策として、さらに塩分を加え、点滴と同じような配合にしたのが夏専用だ。
「水分補給として、水だけを飲んでいると、汗と一緒に放出されたミネラル分を補うことができなので、糖分の入ったスポーツドリンクにナトリウムを加えて、脱水症状を防ぐようにしました」(仲田トレーナー)
熱中症と一口に言っても、熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病と様々あり、汗が出ずに発症する熱射病以外は、基本的に大量の発汗によって引き起こされる。
「朝から暑くなりそうだと思ったら、スポーツドリンクに塩を入れたものを事前に用意しておくのもいいでしょう。ただし、高血圧の人には向きません」
と仲田トレーナー。暑い時期が過ぎれば石川のラウンド中のドリンクは、通常のアミノ酸入りに戻るという。
ちなみに、フジサンケイクラシックが開催された富士桜CCでは大会期間中、石川が「ミルク多めでお願いします」とクラブハウスのレストランで注文していたカフェオレが「遼くんカフェオレ」と名づけられ、レストランの公式メニューになった。ちょっとちがうけど、これなら遼くんと同じものが愛飲できる?
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