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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/28号
2010/9/20更新

緑の都市に向けて天然芝の管理者を増やせ!
受験資格が緩和


芝草管理の資格があれば、いろいろなところに就職しやすい?

 地球温暖化の問題や都市の環境整備等から急速に需要が高まっている天然芝。国内で、その管理技術をリードしてきたのがゴルフ場業界。そのゴルフ場業界を中心に創設された芝草管理技術者資格認定制度が、より社会的ニーズに応えるべく、来年から受験資格が緩和されることになった。

 芝草管理技術者とは、NPO法人「日本芝草研究開発機構」が認定する資格制度で、1級~3級まであり、日本ゴルフ協会の公認資格にもなっている。3級の資格取得者は既に9,200人余にも上り、多くがゴルフ場関連に従事している。

 ところが、最近、芝生の敷設は学校のグラウンドの他、都市緑化・屋上緑化等、社会のあちこちに広がり、管理技術者のニーズも高まってきた。

 そこで同機構では従来の2級受験資格のうち「3級資格者で、原則3年以上の実務経験」の項目を緩和(3級の受験資格はもともと実務経験不要)。3級資格者であれば、所定の課題レポート提出で受験できる制度に改めた(他に2級研修会の受講と小論文の提出が必要)。

「都市緑化等のニーズの高まりで、最近は知識・技能はありながら実務経験の持てない企業や学校、学生からの受験希望が増え、それに応えての処置です」と同機構。

 今後は、ゴルフ場で培われた芝管理技術がより社会で利用されることになるだろう。これを契機にゴルフ場に対する理解が深まることを願いたい。

 
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