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上田が新コーチに習い始めた
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長年師弟関係を結んでいたコーチの江連忠から卒業し、独り立ちした上田桃子が、新コーチに習い始めた。彼の名は、スティーブ・マクレイ。宮里藍と世界ランク1位の座を争うシン・ジエのコーチでもある。
5月に江連の元を離れた上田は、自分でビデオを使いスウィングチェックをするなど、自己流の調整を行ってきた。
だが、今年の8月末の「CNカナディアン女子オープン」でプロ仲間からマクレイを紹介され、チェックをしてもらって手応えをつかみ、今後指導を仰ぐ方向で話が進んでいるという。果たしてマクレイとは何者なのか?
マクレイは、オーストラリア出身の45歳。80年代から90年代の初頭にかけて、地元でトーナメントを転戦。自らもトーナメントを転戦。自らもシドニーをベースにゴルフクリニックを主宰。オーストラリアナショナルチームのコーチを務め、米女子ツアーで活躍するキャサリン・ハル(豪)を4年前から指導し、無名だった彼女をトッププロに押し上げ注目を集めた。
また、以前からマクレイと親交があったシン・ジエの帯同キャディのディーン・ハーディンがアイアンショットの精度に悩む彼女を紹介。昨年の「マクドナルドLPGA選手権」で初めてレッスンを受け、優勝こそならなかったが3位に入り、その週のパーオン率部門で1位に輝くなど効果てきめん。
以来、シン・ジエはマクレイの指導のもと賞金女王、さらに世界ランク1位まで上り詰めたという経緯がある。
上田もツアーで戦うなか、マクレイに師事し劇的に変化したキャサリン・ハルやシン・ジエの成長を目の当たりにし、信頼できるコーチという印象を持ったのだろう。
本人は「まだ少し見てもらっただけです。今週のダンロップレディスに来てくれるので、(本格的に指導を受けるのは)これから」と語っているが、結果がすべてのこの世界。“マクレイ・マジック”が上田にも通用するのか興味のあるところだ。
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