|
これだけ近づいてもいいのはインタビューだから
|
日本の勝利に終わった日韓戦だったが、初日の対戦で石川・薗田組を撮影していた韓国のテレビクルーがプレーヤーに接近し、競技委員との間で押し問答があったという。また、同週に行われた日本女子プロ選手権でも取材のカメラに向かって選手が移動を要請する場面があった。
石川は「5~6メートルなら大丈夫です」と大会側に伝えたというのだが、韓国の選手は1メートルほど真後ろに立たれ困惑したという。
一方、日本女子プロ選手権では、終盤のホールで最終組の馬場ゆかりがグリーン奥からの返しのアプローチをする時に、後方のカメラマンに立ち位置を移動してもらうようヤンワリと要請する場面も。
このカメラの位置などについてマニュアル的なものは存在するのか。
LPGAに問い合わせると「大会の運営会社から、書面で報道関係に配布している」とのこと。それが『報道各位:取材にあたってのお願い』というものである。
このなかには、トーナメントウィーク中のもろもろの取材における規制等が書かれている。そのなかで『コース内での取材』【カメラマン及びテレビクルーのみなさま】という項目があり、例えば、
(1)撮影はロープから2ートルの範囲内で、しかも選手から目測20メートルより近づかない。
(2)プレーライン上【飛球線の前方と後方上】での撮影をしない。
(3)選手がアドレスに入る構えをしてからインパクトまではシャッターを切らない。
などとある。
遼くん人気でトーナメントの報道はますます過熱しそうだが、プロのスウィングの妨げにならないよう気をつけたいものだ。
【関連記事】
2010/ 9/28 優勝が決まる瞬間が見たかったのに……テレビ局の事情
|