週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。
民主党代表選で菅直人首相が再選された直後に1ドル82円台に突入してしまった円相場。外資系メーカーと“ドル建て”で契約を結んでいる塚田好宣プロが、そのニュースが出た途端、「勘弁して」とツイッターで切実な悲鳴を上げた。「出稼ぎ外国人選手がうらやましい」との書き込みも。
ドル建てで契約をしている塚田にとっては円高になれば、実入りは減る勘定になる。一方、出稼ぎ外国人選手にとっては、対ドル換算では額面は多くなるが、円で支払う遠征費も高くなるので、単純に儲かるわけではない。
外国人選手のマネジメントを請け負う会社の担当者は、「いずれは母国でお金を使うのだから、ドル口座の開設で円高防衛に」と話す。
政府・日銀は円売り介入の方針を打ち出したが、為替相場はまだまだ不透明感が強い。菅総理の再選がプロにも影響があったといううことだ。