最近東京都内の盛り場のあちこちで室内ゴルフ施設が次々にオープンしている。室内のゴルフ施設といえば、アルコールを飲みながらシミュレーションゴルフを楽しむことをコンセプトにしたゴルフバーのイメージが強いが、最近は、レベルアップを目的とした本格練習メインの施設が多いのが特徴だ。
9月11日(土)、赤坂にオープンした「JGMゴルフクラブ赤坂スタジオ」は500m2という国内最大級の広さを誇るフロアに18打席(ネット打席・シミュレーション打席各9打席)の他、パターやアプローチなどの練習場も完備している。
「お客様は練習をしっかりやりたいという方がほとんど。ゴルフバーというよりは練習場のイメージです。ですから、打席エリアでの飲食はできません」(広報担当・市川愛さん)
一方、9月15日(水)にオープンした「ヒルズゴルフアカデミー虎ノ門」には一般打席6打席に加え、レッスン用、シミュレーション打席が各1打席あり、こちらも近くのビジネスマン、OLが多く利用。オープン後約1週間で50人以上が会員になったという。
こうした室内練習場が流行っている背景には男性、女性を問わずゴルフ熱が高まっているムードが高くなったことが見逃せないが、そのなかでも男女とも本気モードのゴルファーが増えたこと、さらにこれまで都心の練習場が少なかったことがある。
ゴルフ業界の現状に詳しいエナジーの菊地英樹氏は、
「ブームの背景は、都内に練習する場所がなくなったことが大きい。そこに目をつけたんでしょう。それと、室内の練習場は空調がいいので夏でも冬でも快適に、ちょっと時間があれば気軽に行って練習できる。それが受けているのでしょう」
空調完備で、お手軽。地理的な便のよさもあり、これからも室内練習場はますます増えていきそうだ。
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