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2段構えの調節機能がついたタイトリスト902D2。すでに日本ツアーでも契約プロが使用中
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タイトリストといえば、どちらかというとクラブに関しては“保守的”傾向がつよかったモデルだが、この11月より初めて調節性クラブを発売する。国内メーカーでも、スリクソンがこれも初めての調節性クラブを発売する。
そのタイトリストのドライバーは『910D2』と『同D3』。米PGAツアーでのプロモーションを7月中旬から開始して、2カ月足らずの間に使用者が79名にも達したという。
「シーズン中にも関わらず、短期間でこれほど多くの選手がニューモデルに切り替えたことはこれまでになかった」(アクシネットジャパン・タイトリスト事業部マーケティングマネジャー・池田智満氏)
プロの心を動かしたのは、飛距離性能と同社では初めて採用された弾道調整機能「シュアフィットツアーシステム」と池田氏は明かす。両モデルは、基本形状は現行モデルの『909D2』『909D3』とほぼ同一ながら、クラウンの薄肉化やフェースの肉厚など改良が加えられ、さらにネック部分にはライ角用とロフト角+フェース角用の2段構えの調整機能が組み込まれた。
「従来の弾道調節機能ではライ角を動かすとロフト角やフェース角まで変わってしまいますが、『シュアフィット』は、これらを独立して調整できるため、プロが求めるセッティングが可能となります」(池田氏)
テーラーメイド、ナイキなど調節性クラブでは後発となるだけに、調節機能をしっかり“調節”してきた。
一方、日本ツアーでは、小田孔明、額賀辰徳ら多くのプロが『スリクソンニューZ-TX』を使い始めている。『ニューZ-TX』はSRIスポーツとして初めての弾道調節機能を採用したモデルだが、スタンダードモデルはヒールと後方、ツアーモデルはヒールとトゥ、と調節用のウェートが異なる位置に取り付けられているところがミソだ。
このほか、テーラーメイドからも日本・アジア限定の『R9スーパーマックス』が発売された。この秋はプロのみならず、アマチュアにとっても多様なフィッティングを楽しめる時代となったということだろう。
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